どうもスミスです。
これまでの30年の人生を振り返ると7回も引越しをしているスミスです。
いままで「ワンルーム」はもちろん「2LDK」の物件にも一人で生活したことがあります。
一人暮らしのくせに「2LDK」借りてしまったあの時。まったくでした。
あの時の自分には言い聞かせてやりたい。
「やめとけ」と。
でもダメだったのです。
一人で広い空間を自由に満喫したい。。。そんな欲望を抑えきれず、僕は欲望の勢いに背中を押されるままあの日、契約書にハンコを押したわけです。
あの当時は、
「これくらいの家賃でも頑張ったらなんとか支払える!」
根拠もないのに自分の未来に期待を膨らませすぎたあの頃。
ほかにも
「高い家賃を払うことでプレッシャーをかけて頑張る!」
「友達が来たら広い空間で快適に過ごしてもらおう!」
「二年後にはお金持ちになって高い家賃くらい朝飯前で支払えるさ!」
残念ながら当時の自分は間違っておりました。
広い家に暮らしても生じたプレッシャーは「どうしよう、やばいよ今月」と家賃の金額を用意するのに必死な日々でしたし、友達なんてそんな頻繁に来ませんし、二年後はお金持ちになっておりませんでした。
もちろん月の家賃だけが発生するわけじゃなく、契約時は敷金礼金に住宅保険に仲介手数料、毎月の管理費に駐車場代、だいたい2年ごとに契約更新料、退去時は退去費用など。その他などなどが各シーンで発生します。もちろん家賃が高くなればそれらの項目も支払額が上がっちゃいます。
結局、家賃は安ければ安いほうが断然いいです。
もちろん物件の間取りや立地にもよるかと思いますが、それでも家賃はなるべく安い物件を探したほうがいいです。ちょっと高めで妥協する方もいるかもしれません。
ですが毎日住む家を決めるのですよ。
毎月家賃が発生してしまう以上、頑張って納得いく物件を諦めずに探すべきです。不動産屋のスタッフに嫌われても、不動産屋をたくさん回っても、時間がかかっても納得いく物件をとことん探すべきです。見つからなかったら諦めて次の春か晩夏の物件シーズンにまた探しにいけばいいのです。毎日サイトで確認するとかの細かいチェックも。
2LDKを契約したときのスミスは物件探しを頑張らず、見栄をはり、不動産屋のスタッフに遠慮し、わずか数時間で決めてしまい、さらには将来の自分に期待しすぎたので、身の丈に合わない「駅近くの広くて家賃の高い物件」に2年も住んだのです。もちろん貯蓄はできませんでした。あの2年間は贅沢した覚えはないのに(笑)
6万の家賃を支払う人、4万5千円の家賃を支払う人。
後者は前者より2年間で36万円の貯蓄ができます。
5万の家賃を支払う人、3万円の家賃を支払う人。
後者は前者より2年間で48万円の貯蓄ができます。
こうして計算して考えてみるとこんなにも差が出てしまうんです。当時貯蓄ができなかった自分にとってこんな数字を出してみると本当に片腹痛いです。
ですがそれでもやっぱり物件探しは大変ですよね。「安くていい物件さがせ」って言われたってなかなかみつからないです。
物件探しにぶち当たりそうな壁としては、、、
・日光は入りにくい、
・洗濯機置き場は外、
・駐車場遠い、
・スーパーやコンビニまでけっこう歩かないと、
・駅バス停までけっこう歩かないと、
・壁が薄い、
・築年数長い、
・風呂トイレ一緒のユニットタイプ、
・近所の人がうるさい、
あれ??待てよ。
そういえばそんな物件、、、
10年前に自分が初めて借りたアパートがまさにそれだったのです!!
あの当時の自分を振り返ると、こんな悪条件な物件でも毎日楽しく暮らしていました。しかも家賃はとても安かったですし、毎月の家賃で頭を悩ませたことはありませんでした。友達もたくさん来てくれましたし、もちろん家に文句を吐かれたことはありません。
ですが時が経過するにつれ自分は物件に対してわがままになっていたのです。まるで階段を駆け上がるように新しい物件を契約するたびに家賃は上がり、求める条件もシビアになっていき、一人暮らしの贅沢な2LDKに転がり込んでしまったのです。
「住めば都」といいますか「住めば自宅」なのです。多少のデメリットもなんとかカバーし環境に適応できるのが人間です。自分もここらで初心に帰るべきだったのです。
そして私が帰ってきた初心と同時にたどり着いた考え。
それが、ミニマリズムなわけです。
狭い家でも大丈夫です。物件に見栄を張る必要はありません。持っているものよりその人が何を知っているか、どんな経験をしているか、それが大事です。何かに詳しく経験豊富なミニマリストであればいいのです。
ものがなくても暮らしていけることは「強さの証」です。災害や仕事や経済や海外情勢などさまざまな観点から見ても人々の暮らしは何が起こるかわからない時代です。不安定な時代にミニマリズムを理解でき実行する人は強いと思います。
どうか物件を選ぶ時は
・身の丈にあった物件を選ぶこと。
・条件に完璧さを求めすぎないこと。
・ミニマリズムな生活を目指すこと。
読んでいただきありがとうございました。長文すみませんでした。みなさんの物件選びに少しでもいいのでお役に立てたら嬉しいです。