スミスのブログ

電子書籍ライター「スミス」のお知らせブログ

【消せない過去】消費者金融で損した金額(利息)をざっと計算してみました。

f:id:on-the-smith:20190404151212p:plain

そういえば消費者金融に手を伸ばしたのが2008年のこと。

自分でも思い出したくない話ですが、どうか少しだけ聞いてください。

 

21歳の頃は大学やめてバイトばかりやっていましたが、手元にお金は残ることなく、散財ばっかりで「貯蓄」の「ち」の字も知らなかった頃です。

新築のワンルームを借りたことから始まり、おしゃれ、飲み会、酒、たばこ、デートにと。どれも「見栄」という恐ろしい感覚が当時の自分を支配していました。そしてそんなあるとき、見栄が暴走し喉から手が出るほどお金が必要となった自分が、働くこと以外でお金を即座に獲得する方法を思いついてしまうのでした。

 

それが消費者金融からの借入でした・・・。

 

後のことを何も考えることなく自分は、春の雨の中、誰にも見つからないようにこっそりキャッシング申し込みへと無人店舗へ駆け込んだあの日を今でも鮮明に覚えております。そして21歳の返済能力の危うい自分は、、、

2008年4月にA社から30万円(3ヶ月後に10万円追加)

2008年8月にB社から50万円

半年の間で2社から一気に合計90万円もの金額を借りてしまいました。ちなみに2010年に「年収の3分の1以上は借りることができない」&「50万円超の借入には収入証明書が必要」となる改正貸金業法ができてしまいます。もし、そのころに申し込みしていたら自分の苦労は少なかったはずですが・・・。

 

借りなくてよかったはずのお金を返すつらさ

スパッと借りれたけど、それが地獄の始まりであったことはその当時の私は知る由もなく、楽して一気にゲットした甘い汁としか思えませんでした。簡単に手に入ったお金こそ、じゃんじゃん外へ飛んでいくのです。そして1年後には利用可能額が底をつきはじめ、借入金返済の本格的な開始となりました。返済額が少しでも増えるとそのまま利用可能額となって復活して、それをすぐに借りて、また返しては借りての繰り返し。

 

借りる時もそうでしたが、根拠のない稼ぐ自信と返す自信ばかりが湧いていましたが、そのうち毎月必ず飛んでいく一定額に辟易しはじめます。「いつか金持ちになって一挙に返済できる」と思い描いていた自分は結局、完済まで訪れることはありませんでした。本当に危険な「根拠のない自信」でした。

 

周りの目を気にしながらコンビニATMで毎月10日に2社ぶんを返済していました。本当に本当に辛かった毎月10日の返済作業。それが何年も続いてしまいました。当然ながら貯蓄なんて全然できませんでした。せっかく稼いだお金が返済に充てられるなんて、過去の自分はなんてバカなことをあのときしたのだろうか、と後悔するばかり。それでも毎月10日は必ずやってきます。

 

A社では完済の1,2年前から途中で引き出し利用できなくなり、返す一方になり、その状況が返済スピードに拍車をかけたわけですが、B社では完済までずっと利用可能でした。もちろん余計な額を借りないよう気持ちを引き締めるのに苦労しました。

 

2016年春に先にA社の40万円を完済と同時に解約。

遅れること2018年春にB社の50万円完済と同時に解約。

 

そんでATMのディスプレイに毎度画面に表示されていた金額はこんな感じ。

一社あたり10,000円の返済とするなら、

 

元金2000円、利息8000円

 

いつになったら返せるんだよと、ため息ばかり。

元金が500円や1000円しか返せない月もよくありました。

 

ざっとした利息計算ですがやってみます。

返済履歴はありませんので、大体での計算してみます。

大体毎月返していた例の利息8,000円×2社=16,000円とします。

 

本格返済が始まった2009年から計算するとして、

A社2009年から2016年までの12ヵ月×7年=84ヵ月

84ヵ月×利息8000円=672,000円

B社2009年から2018年までの12ヵ月×9年=108ヵ月

108ヵ月×利息8000円=864,000円

 

合わせて672,000円+864,000円=1,536,000円

 

かなりざっとした計算ではありますが、

153万円・・・はぁ。

これより多いかもしれませんし、少ないかもしれません。

ざっと計算で申し訳ありませんが、これが大体の私の返済金額でしょう。

 

まとめると90万円借りて9年かかって返してしまうのに利息だけでおよそ150万円かけてしまっていたんですね。。。ほんとに辛い。利息だけで新車の軽自動車が買えていたわけです。勉強代としては高すぎるかもしれませんが、自分が悪いので仕方ないです。

 

今現在は消費者金融での借入は一切ありません。とても気持ちがいいものです。お金を返す辛さと苦労を味わったからこそ、なおさらこの気持ちの良さは格別です。

 

2008年春のあの日、雨の中で無人店舗へ行かず、節約しながらバイト増やして必死で働いて、あのとき必死で乗り越えていれば、今頃どうなっていただろうか。およそ150万円・・・過去を後悔してもどうにもなりませんよね。前を向いてまた頑張るしかありません。

 

最後に・・消費者金融で借りるのやめた方がいい人

・会社員じゃない人や毎月の稼ぎが少ない人

・働いたら何とかなる人

・節約できず物欲が強い人

・10代や20代の若者

・根拠のない「稼ぐ自信」を持ってしまう人

 

 皆さんもお金を借りるときは、「本当に必要なのか」「借りなくても乗り越えられないのか」としっかり議論を尽くして結論を出してください。それを贅沢へ使うお金であってはなりません。

f:id:on-the-smith:20220405142003p:plain

※注意しないと本当にこのイラストみたいに苦しみます。